地倉(ちそう)
地倉という穴の効用 使用法です。
顔面神経麻痺 言語障害 吃音
陽明胃経、陽明大腸経、陽蹻脉の会
顔面神経麻痺
地倉と頬車は顔面神経麻痺で使う。
言語障害(半身不随)
五中音の穴、五小音の穴と地倉を使う。
中風の場合は大抵、五小音(ハヒフヘホ)が言えない。
吃音
ミソドレラと地倉
五中音、五小音を発音してもらい、症を決める。
※子供の吃音の場合は、大人が「あれしなさい、しなさい」と言われることによってなっている場合が多い。
大人に対して注意を促す。
鍼灸医学大全
別名:胃維 会維
刺灸:鍼三分 灸七壮
※『明堂』に、三分半、留むること五呼、気を得れば瀉す。
日に灸す可しきこと二七壮、重きものは七七壮。
口転喎すれば、承漿に灸すること七七壮で即ち癒ゆ、と。
主治:顔面神経麻痺及び神経痛 口部諸筋の痙攣 遠視 眼瞼痙攣 言語不能 嗄声 舌骨筋麻痺 瞳子瘙痒
備考:入門「偏風、口喎み、失音物言わず、飮食漏れ落ち、瞤動を主る。」
三才「手足の陽明、任、陽蹻の脈の会、また、わずかに動脉あり、若し久しく風を患えば、その脈も亦た動かざる者あり。」
節約「偏風(口眼)歪斜、水漿漏落を治す。」
鍼灸素霊会
三叉神経痛には鍼、顔面神経麻痺には灸を区別して使う。
口角炎
※麻痺に鍼を使う場合には、患側を軽い刺激(散鍼など)健側を強刺激で行う。
経穴map
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