

刺絡療法を受けてきました。
最近忙しく自分のメンテナンスがおざなりになっていたため、休診日に、お世話になっている鍼灸院へ、刺絡療法を受けにいってきました。 刺絡とは、「病の根源を汚濁の毒血」にあるとし「滞留して害をなす毒血をとるの術」です。 日頃から患者さんには、体の巡りをよくすることを重点に施術をしているはずなのに自分のことはおざなりになっていました。 好き嫌いは、ありますが、末梢、皮膚表面の血液循環に直接アプローチすることのできる刺絡療法 私には効果絶大です。 施術後はいかに自分の体が半病人状態であったのかを確認することができました。 鍼灸にはいろいろな施術法があります。經絡治療、中医学、古代九鍼、鍼道発秘、北辰会方式、杉山真伝流、太極療法、接触鍼、小児鍼。 自分の体に合う鍼灸を探してみるのも一つの考え方ですね。
お付き添いの方へ
お付き添いで来られる方は、待合室でお待ちいただくか、治療室で治療の見学をしていただいております。 どのような治療をするのかご興味がある方は、お気軽に申し出て頂いて結構です。 ただし、治療をうける方が見学を拒否される場合は、ご遠慮いただいております。


手の腫れ
20代男性 手関節の腫脹により、3月より仕事ができない状態(来院時には3か月経過) 手術をしたが原因不明とのことで来院。 手関節が全体的に腫れあがり関節はまったく動かず、触診するだけで痛み、しびれを訴える。手関節部の腫脹が原因か指も全く動かすことが出来なかった状態。患部に熱感あり。 鍼と灸を用い、患部の血流循環を促す施術を促し、3日ごとに通院してもらい、3回目に熱感もとれ、腫れも退いて、痺れも消失、関節部にクリアランスができたため、リハビリに通うように指導。 最初のきっかけは、手の使い過ぎによる腱鞘炎だったと思われるが、本人が我慢してしまったために悪化したとかんがえられる。 針をすることにより患部の皮膚表面より、水が排出されるのを確認。 はり、きゅうを用いて患部周辺の硬結を除去、新しい血液を誘導するように施術。 痛みが少ないうちになんらかの手段を講じていればここまで悪化することはなかったのではないかと考えられます。 痛みは、体の発しているサインです、あまり我慢してしまうのも考えすぎですね。