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伊勢原

​すいな鍼灸治療院

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秘結(便秘)

  • 院長
  • 2019年4月17日
  • 読了時間: 2分

便秘のこと・・・秘は気の閉じること、結は糞の結すること

療治の大概より

腎虚する則(トキ)

身ノ津液(ウルオイ)乾キテ

大便闕ス

其ノ故ハ

隂慾ヲ縦(ホシイ)ママニ而(シテ)

食餌時ナラズ食シ或ハ酢酒多ク

飮、辛熱ノ物ヲ多ク食シテ此病ヲ為テ

下脘、水分、章門(各補)

十一ノ兪(写)、気海、天枢

鍼灸遡洄集より

身熱し、大便通ぜざる者は熱結なり。

病みて通ぜざる者は虚閉なり。

汗に因りて多く大便通ぜざる者は津液枯渇して閉ぢるなり。

風證にて通ぜざる者は、風閉なり。

老人の通ぜざる者は気血枯燥して閉ぢるなり。

多く辛熱の物を食ひ通ぜざる者は実熱なり。

  • 大便不通には、承山、照海、太衝に浅く刺す。

  • 大便通ぜざるには、中脘に灸す。百壮最効速やかなり。

  • 脾胃化せずして閉ぢるには、滑肉門、天枢を深く刺す。

鍼灸重宝記より

秘結・・・だいべんつうぜず

  • 風秘は、風痰、大腸に結して通ぜず。風を発散すべし。

  • 気秘は、気とどこをり、後重せまり、いたみ、煩悶、脹滿す。気をめぐらすべし。

  • 寒秘は、腹冷、痃癖、結滞す。温補すべし。

  • 虚秘は、津液虚し血少なくして、かわき渋る。潤し滑にすべし。

  • 熱秘は、実熱、気ふさがり、心満、腹張り、煩渇す。熱をすずしくすべし。

灸・・・肝兪、脾兪、腎兪、大腸兪、関元

針・・・天枢、滑肉門、石門、陰交、承山

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