黄疸
身体、目、小便が黄色となるのが三大症候
病因は、脾胃の湿邪が内鬱し、胆汁外に溢れて起こる。
陰黄と陽黄に大別され、また黄、穀、酒、女労、黒を五疸という。(平人気象論より)
療治の大概より
脾胃の湿熱が鬱し、久しく積もり散じない場合に起こる。
黄汗、黄疸、酒疸、穀疸、女労疸として五疸となる
黄汗は、足手腫れ、汗出で衣染まる。中脘、三里、大杼
黄疸は、偏身面目小便黄也。脾兪、三里、隱白
酒疸は、身目小便黄、胸痛面赤まだら。胆兪、委中、至陽(酒の飲みすぎ)
穀疸は、食後、めまい、偏身黄也。胃兪、腕骨、三里(飲食の不摂生)
女労疸は、身目黄発熱悪寒小便出。腕骨、心兪、至陽(多くは疲労の蓄積)
池田先生講義
厲兌・・・痛いほうに糸状灸 3日もすると黄疸は下がる
へその周辺が黄色い場合は、置鍼
公孫・・・黄疸、肝にこうかあり、『十四経発揮』には脱肛に効果ありとある。