脚気
現在の脚気
ビタミンB1の欠乏と違い足の病全般を指す。
療治の大概より
脾腎弱り風寒暑湿の気にあたり病と為す。
足の邪気は必ず上にのぼるために注意が必要
衝心則死不醒
脚気衝心に注意する。
乾脚気
血が不足して熱をもち痛む
腫れはない
湿脚気
湿がひどくなり痛みしびれを起こす
腫れる。
鍼灸重宝記より
脚気(足の痛み)
男は腎虚、女は血虚より発する。あるいは風寒暑湿をうけて生じる。
寒・・・筋拘急して引き裂く如くに痛む
湿・・・腫れて重い
暑熱・・・手足熱し燥渇きて便実
鶴膝風・・・骨節大きになり節の間細くなる
邪気腹に入るときは大事
鍼灸遡洄集より
風寒湿有るものは、衝陽、公孫、足三里を深く刺す。
脚脛濕痺し渾身瘙痒し五指の疼むには、懸鐘、飛陽を深く刺す。
膝関いたみ筋攣し屈伸する可からずは、曲泉、陽陵泉、風市を深く刺す。
膝腫れ脛痺れ脚跟筋急痛するには、承山、委中、陽輔を深く刺す。
脚脛痠痛して久しく立つこと能わず、風水膝腫れ骨髓冷え痛むには、足上廉、然谷を深く刺す
両膝紅く腫れ痛むには、脾関、陰市、委中、足三里、を深く刺す
足腨腫れ、脚腕足心疼むには、昆侖、委中を深く刺す。
穿跟草鞋風には、丘墟、商丘、照海を浅く刺す。