呼吸と東洋医学

呼吸=息を吐く、吸う
普段なにげなく、行っていますが、日々生活をするうえで、食事と同じくらい重要な位置をしめます。
ヨガやピラティス、座禅などでも、必ずといっていいほど呼吸法は指導されます。(手法はちがいますが)
東洋医学での、呼吸の位置づけは、飲食物を食べて、吸収した栄養(水穀の精微)は上に上って、呼吸で取り込まれた空気と合わさることによって、「気」を形成します。
「気」=「エネルギー」です。
生命活動をする上で必要なエネルギーは、呼吸をして初めてエネルギーとなります。
普段、意識することなく行っている呼吸は非常に重要な行いなのです。
又、呼吸は人間の生理現象のなかで、唯一自分でコントロールできる作業です。
緊張したりした時に、深呼吸をされた経験は、どなたにもあると思います。
普段の生活で意識をして呼吸をする習慣が身につけばよいですね。
呼吸のイメージとしては、まず、
吐く
鼻から吸い込む
吸い込んだ空気がおへその下に入ってくるイメージをする。
お腹に空気がたまったイメージができたら、ちょっと留める。
口から吐き出す。
お腹に吸い込む深い呼吸が身についてくると、体がほんのり暖かくなり(深部体温が上がる)、脈拍が落ち着き(心拍がさがる)など体に対して良い効果が得られます。
呼吸を意識して質の良い生活を手に入れてみてはいかがでしょう。