疝気
6/17は、午後からお休みをさせていただき、大浦慈観先生の主催されている「杉山真伝流勉強会」に参加してきました。
大浦先生は、江戸時代の鍼灸の流派の研究をされている方です。
今回のテーマは 「疝気」
元は、お腹が痛む病気を指す言葉でしたが、後世になってイロイロな意味をもつようになったそうです。胆石疝痛など・・・
代表的な例としては
・ヘルニア
腸もヘルニアになるんです。ヘルニアといえば腰椎や頸椎などが有名ですが、足の付け根や、陰嚢(男性の袋)のなかに腸が飛び出てしまうなどがあります。
・生殖器、睾丸、陰嚢の病気
・腹部の激痛、大小便の不通など
勉強会では、江戸時代の流派である「田中知新流」とその少し後に発展してきた「杉山真伝流」のツボ(経穴)の変遷と使い方、また「疝気」に関連する症例などをご紹介していただき、大変有意義な時間でした。
昔から、「お腹を冷やしちゃいけない」とよく言われてきましたが、今回の勉強会で冷えは大敵であると改めて考えさせられました。
お腹を冷やさない生活、体の深部温度を適切に保つ養生が大事ですね。