伏兔(ふくと)
部位 「医学全書」 大腿の前面の外側、膝蓋骨の外上縁より上方六寸の処にあり 「経穴map」 脾関と犢鼻の間で膝蓋骨外側上縁から脾関に向かい上六寸にとる 主治 「医学全書」 下肢痙攣または麻痺、厥冷、頭痛、脚気、外股皮神経痛、肺癆(肺結核) 蕁麻疹、婦人病 「鍼灸治療基礎学」...
脾関(ひかん)
部位 「医学全書」 全大腿部にして腸骨前上棘の外方下部、鼠径溝外端の少しく上際、膝蓋骨上縁の上方 一尺二寸にあり。 「経穴map」 上前腸骨棘の直下、縫工筋と大腿筋膜張筋の間の陥凹部にとる。 主治 「医学全書」 腰痛、腹痛、半身不随、腰椎神経痛、股筋痙攣、膝蓋部の冷感麻痺、...
気衝(きしょう)
三焦の腑の一番基本の穴 左右とも脈が同じように打っているか診る。 きちんと脈がうっているようであれば後天の気がしっかりと巡っていると診る。 便秘をしている人は左の気衝の脈が小さくなっている 水分の取り過ぎで腹が冷えている人にみられる。...
帰来(きらい)
取穴 「医学全書」 天枢の下方四横指径にして中極の両傍二横指半の点に取る。 主治 「医学全書」 睾丸炎、精系神経痛、陰経痛、卵巣炎、子宮疾患、膀胱疾患、月経閉止、不妊症、 腟炎、痿茎、泌尿器生殖器痛 「治療基礎学」 男女泌尿生殖器疾患を主る。...
咳嗽(せき、たん)
咳嗽 咳・・・咳は痰なくして声あるをいう。肺気傷れて清ならざる也。 嗽・・・嗽は声なくして痰あり。脾湿動きて痰をなす也。 咳嗽・・・咳嗽は痰ありて声あるをいう。蓋し肺気傷れ脾湿動くにより咳して嗽をなす也。 療治の大概より 咳嗽 スバブキナリ 一咳ハ所謂、痰ナクシテ声アリ...
秘結(便秘)
便秘のこと・・・秘は気の閉じること、結は糞の結すること 療治の大概より 腎虚する則(トキ) 身ノ津液(ウルオイ)乾キテ 大便闕ス 其ノ故ハ 隂慾ヲ縦(ホシイ)ママニ而(シテ) 食餌時ナラズ食シ或ハ酢酒多ク 飮、辛熱ノ物ヲ多ク食シテ此病ヲ為テ 下脘、水分、章門(各補)...